森へいこう(親子で沢登り体験)

当日はいいお天気に恵まれ、絶好の沢登り日和となりました。

福岡市内の児童館・市民センター・公民館・区役所へのチラシ依頼や西日本リビング新聞への掲載などにより、11家族総勢30名(子ども18名おとな12名)の参加となりました。貸し切りバスにて、天神と博多駅での迎えから始まり、現地(油山市民の森)に到着。現地へ直行していた5家族とも合流し、いよいよ森へいこう!のスタートです。

 最初にNPOゆいのお話をさせてもらいました。子どもたちを取り巻く昨今の環境の中で、社会全体で育てていく視点がこれからは大切であると考え、様々な取り組みを行っています。その一つがこの“森へいこう!”です。「自然の中で遊ぶことの心地よさ、自然遊びの大切さを日ごろあまり経験したことのない親子に感じてほしい」「自分の子どもだけでなく他の子も一緒に育っていこうと、他者への思いやりも忘れずに過ごしてほしい」という思いを皆さんにお話ししました。

 

本日の指導者である西森さんと油山自然観察センターの小川さんより、沢登りで注意する事をしっかり話して頂き、いよいよ開始です。最初は沢沿いの山道を下っていきます。林の中を進むと、沢登りスタート地点が見えてきました。涼し気な水の流れに「わあー」と声があがりました。初めての子どもも大人も少々緊張気味に川に入っていきました。しかし、そんな緊張もすぐにほぐれて、笑顔でどんどん進む姿が見られました。中には、カニやヘビ、珍しくも岩の上でのんびりしているカブトムシ(オス)に出会ったり、思い思いに楽しい出会いがありました。岩を登る場面では、お父さんやお母さんも、すぐに手伝ってあげるのではなく、子ども達の力に任せて頑張っている様子を見守る姿が多くありました。素晴らしいことだと感じました。そんな時に子育てについて会話できる場面もありました。自然のあそびの良いところはこんなところにもあるのですね。自然の中では、心も開放されて話も弾みます。

40分ほど登って、ひとまずゴール。その先は上級者コースです。挑戦してみたい人を募ると、8家族(ほとんど)が参加しました。少し高低差のある沢を登って、最後には、ご褒美かのような美しい滝が現れました。そこでは、子どもも大人も滝に打たれながら、滝壺にジャンプ!滝の水の冷たさと心地よさに感激しながらみんな笑顔が溢れていました。もちろん私もジャンプしましたよ。